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コラムと特集住まいづくり house_making

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小さくても豊かな狭小住宅 第3回目

広く見せる3つの法則 今回は「透明性」の2

広く見せる3つの法則 「透明性」 「広がり」 「抜ける」 

 「透明性」 「広がり」 「抜ける」
この3原則は、一般の住宅の設計にも大切な要素ですが、特に狭小住宅で豊かに住むためには欠かせないポイントでもあります。

3回に分けて考え方を掲載します。今回は「透明性」の2回目です。
日本庭園

「透明性」について 2回目

構造的な視線をさえぎる壁や間仕切りがあるために、同じ面積でも狭く感じてしまいます。

これは設計の段階で、室内の空間に柱や構造壁がないようにすることが大事です。


出来るだけ室内をワンルームにし必要なところには造作家具を置いたり引き込み戸を使って「開放性」と「透ける」工夫をします。 

目線の拡がりをつくる適切な雪見障子やピクチャウインドウ、トップライトなども有効です。

プラン的にも私は廊下の面積ゼロを目標に、出来る限り室内空間を広げるようにしています。


家具は天井より低く、天井がつながっているようにします。また引き込み戸は光りを透すガラスやアクリルなどを使います。


この「透ける」という感覚は、日本の伝統的な民家や京都の町屋、そしてすぐれた庭園などを見ると、現代の住まいに生かせるヒントがたくさん見つかります。




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横山彰人建築設計事務所
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